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バックパッカーマガジン

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そろそろ普通のバックパッカースタイルの旅に飽きてきていませんか?自然満喫型スタイル「キャンパッカー」のすゝめ

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「バックパッカーといえば街を渡り歩きながら安宿に泊まる」そんな常識にとらわれていませんか?また、そんなスタイルにだんだん飽きてきていませんか?そんな人にオススメしたいのが自然満喫型スタイル、その名も“キャンパッカー”です。

キャンパッカーとは

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キャンパッカーとは、テントや寝袋を持ち、キャンプをしながら旅をする人たちのことです。世界には日本では見たことのないような海外特有の自然が溢れています。しかし、普通のバックパッカーのように、ただ街から街へと移動して宿に泊まっているだけでは、なかなかその自然まで味わうことはできません。でも、自然のなかでテントを張って、キャンプしながら旅をするキャンパッカーは、思う存分その自然を満喫することができるんです。

キャンプ地が決まったらまず木の枝や薪を使って火をおこし、お酒を飲みながらのんびりご飯を作って食べる。ご飯の途中、野生の小動物が現れることも少なくありません。夜には満点の星空を眺め、眠くなったら寝袋の中に入って寝る。朝は鳥の声とともに目覚め、コーヒーを飲みながら朝ご飯を食べて出発の準備。そう、つまり最高なんです。

 

メリット

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キャンパッカーのメリットは自然を満喫できるというだけではありません。もう一つのメリットは、宿代を大幅に削減できることです。自然の中でキャンプをすればもちろん宿代はタダですし、キャンプ場を利用したとしても、大抵普通の宿に泊まるよりは断然安く済ますことができます。

このメリットが特に大きくなるのはヨーロッパや北米のように宿代が高い地域です。これらの地域ですが、実はキャンプ文化がかなり発展しているところでもあって、キャンプ場の数もとても多いんです。しかもキャンプ場にはシャワーも付いていることも多く、場合によってはWi-Fiが利用できるようなところも珍しくありません。

 

必要な持ち物

キャンパッカーをするには普通のバックパッカーとはちょっと違った持ち物がいくつか必要になってきます。主なものは次の6点です。

・テント

・寝袋

・バーナー

・万能ナイフ

・ヘッドライト

・コッヘル

テントや寝袋はキャンプをする状況によってどのくらいのレベルのものが必要になるのか変わってきますが、できるだけ軽くてコンパクトになるものを持って行きたいですね。バーナーに必要なガス缶やライターなんかは飛行機に持ち込むことができないので、行った先の国で買いましょう。

 

注意点

自然を満喫できるキャンパッカーですが、いくつか気を付けなければいけないこともあります。

1.危険な動物に注意:自然の中でキャンプをするキャンパッカーは、危険な動物に遭遇するというリスクがあります。その代表格がクマでしょう。実際僕もカナダでクマに遭遇したことがあります。クマに出会う可能性のあるような場所はできるだけキャンプをしないのが一番ですが、自然が素晴らしいところほどそのようなリスクがあります。そのようなところでキャンプをする際は、食事の痕跡を残さない、食べ物とテントをできるだけ離すなど、クマの存在に気を使ったキャンプをするようにしましょう。

2.安全なキャンプ地を選ぶ:自分の好きなところでキャンプを楽しめるキャンパッカーですが、なかにはキャンプが禁止されているような場所もあるので気を付けましょう。また、治安が悪い地域でのキャンプももちろん危険なのでやめましょう。

3.悪天候に注意:キャンパッカーが相手にするのは自然です。到底勝ち目がありません。天気の悪い日は無理にキャンプをしてもつらいだけです。それどころか下手をすると命の危険もあります。無理はしないようにしましょう。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。せっかく見たことないような大自然がある国に行ったのに、ちょっと見るだけでなんてつまらないですよね。アウトドアが好きな人にはこのキャンパッカースタイルめちゃくちゃオススメしたいです。ありきたりなバックパッカーのスタイルに飽きてきた人はぜひ一度チャレンジしてみてください。