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日本人よ、本当は英語が話せるんじゃないの?

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「アイ ライク スシ」

「ディス イズ マイ パスポート」

「チケット プリーズ」

「アイ ウォントゥ ゴー ステーション」

突然ですが、あなたはこれらの英語がわかりますか?

おそらく多くの人は理解できる内容だと思います。

普段、日本人の友達と旅についての話をしていると、「僕は英語ができないから1人で海外には行けないよ」という言葉をよく聞きます。そんなときふと思うのですが、本当にそうなのでしょうか?僕は、日本人は本当は英語が喋れるのではないかと思っています。

前回旅と英語についての記事を書いたので(前回の記事はこちら↓)

ついでに今回も英語についての話しをもう1つしたいと思います。

日本人と英語

最近の日本の英語教育は小学校からはじまります。僕もうっすら記憶があるのですが、教室におっきな外国人がやってきて、アポーアポー、パイナポーパイナポーと、ポーポー言っていたような気がします。ジャイアント馬場ではなかったです。

学問としてちゃんと英語を習うになるのは中学生からです。中学校までは義務教育なので、ほとんどの日本人は最低でも3年間は英語を学んでいることになります。高校に行けば6年間だし、ましてや大学に行けば10年近く英語を学ぶ人もいるのではないでしょうか。

旅中に実際に使う英語に関していえば、中学レベルの英語ができれば十分だと思っています。つまり、日本人は教育の面からいうと、ほとんど誰しもが旅ができるくらいの英語を学校で学んでいることになります。

「授業ではあったけど、ほとんど勉強しなかったからな」と思う人もいるかもしれません。

こんなことを偉そうに書いている僕も、中学生や高校生だった頃は、英語が本当に苦手で、成績も1とか2とかをうろうろしているようなレベルでした。でも、それぐらいしか英語ができなくても、実際に海外に行ってチケットを取ったり、宿に泊まったりしながら世界一周をして無事日本に帰ってくることができました。

世界一周中に、日本人の旅人で、学生の頃は不良少年だったという人に会ったことがあります。彼は学校でろくに勉強なんかしていなかったという話をしていましたが、彼の英語はとても流暢で、しかも英語に加えて現地の言葉までペラペラだったので驚いてしまったことがあります。

 

話せないのはなんで?

では、なんで日本人は外国人を目の前にすると英語が出てこなくなってしまうのでしょうか。それは普段英語を話すことに慣れていないこと、英語を話すのが恥ずかしいと思ってしまうことが原因だと思います。

たしかに日本にいると外国人と話すような機会はなかなか無く、普段から英語を話すということに慣れている日本人はあまりいません。そのため、知識としての英語は持っていても、実際の会話となると、とっさに英語が出てこないし、耳も慣れていないので向こうの言っていることもなかなか理解できません。

また、日本人は基本的にシャイな性質を持っていて、英語を話すことについてあまり積極的になれないという一面もあります。発音良く英語を発するのがちょっと恥ずかしかったりしませんか?学校の英語の授業中、発音良く英語の教科書を読んでいる人を見てプププと笑うような雰囲気があるのも、その原因のひとつかもしれません。

 

話せるようになるには

これらの弱点を克服するにはどうしたらよいのでしょう。僕は、思い切って実際に海外に出てみるのが良いと思っています。いざ海外に出てしまえば、否が応でも英語を使う場面がでてきます。最初はなかなかうまく英語が出てこないし、向こうの言っていることも理解できないかも知れません。

しかし、それでも旅を続けているとだんだん、1週間を過ぎたころからなんだか英語が出てくるし、向こうの言っていることも不思議とわかるようになってきます。これは、英語を話したり聞いたりということに慣れてきたのと、英語を話す度胸がついてきたからだと思います。もともと知識としての英語は学んでいるので、ペラペラとは話せなくても、慣れと度胸がつけば旅に必要な英会話くらいはもう大丈夫なはずです。

 

おわりに

このように、僕は、日本人は英語に対する慣れと度胸さえついてしまえば、世界一周するくらいの英語力をほとんどの人は持っているのではないかと思っています。もし英語に自信がないから海外に行くのを諦めているとい人がいたら、思い切って海外に出て、実践で徐々に英語に自信を付けていくのがいいと思います。

ちなみに、日本人に「英語話せますか?」と聞くと「いや無理ですよ(笑)」と言う人が多いですが、外国人に同じように「日本語話せますか?」と聞くと、彼らは自信満々に「喋れるよ!」といって「コンニチハ!」「スシ!」と嬉しそうに喋ってくれます。こんな感じの図々しさを日本人も持っていたら、もっと自信を持って「英語めっちゃ喋れるよ!」と言えるのかもしれませんね。